FXの値動きの幅を表す単位には『pips』が使われていますが、この言葉はちょっと馴染みにくいですよね。
しかし、FX以外では使う事のないpipsですが、実は非常に便利な言葉なのです。
今回は『FXのpipsの意味や読み方』について解説していきます。
FXのpipsの意味
「pip」は「あるポイントでの%」という意味の「Percentage in point」の略です。そして、その複数形が『pips』になります。
FXでは「あるポイント=通貨の単位」の事で、円なら「0.01円(1銭)=1pip」、ドルなら「0.0001ドル(0.01セント)=1pip」です。
つまり、1円の1%が1pip、1セントの1%が1pip、ということになります。
数値が1の場合には、このようにpipとするのが正しい書き方ですが、実際には1pipsと書かれるのが一般的です。
FXのpipsの読み方
色んな方のFXの解説動画を見てみると、pipsの読み方は、大体この3パターンに分かれます。
- ピップス
- ピプス
- ピップ
読み方に関しては、どれが正しいというのは特にありません。読みやすい読み方で構わないでしょう。
pipsを使うメリット
pipsを使うことで、異なる通貨単位でも同じ単位で表すことができます。先ほどもこのように解説しました。
円なら「0.01円(1銭)=1pip」、ドルなら「0.0001ドル(0.01セント)=1pip」
もしpipsという単位がなかったら、「0.2円(20銭)で損切り」とか「0.003ドル(0.3セント)で利確」のように表すことになりますからね。
pipsを使えば、わざわざ小数点を使って表す煩わしさもありません。損切り・利確・値動きの幅(ボラ)を表す時にも分かりやすくなります。
ですから、様々な通貨で取引を行うFXでは、pipsというのは非常に便利な単位と言えるでしょう。
まとめ
今回は「pipsの意味や読み方」について解説してきました。
- pipsの意味:1円の1%が1pip、1セントの1%が1pip
- pipsの読み方:ピップス、ピプス、ピップのいずれか
- pipsは異なる通貨単位でも同じ単位で表すことができる便利な単位
始めのうちは馴染めないかもしれませんが、使っていきながら、徐々に慣れていきましょう。