FXのスワップ狙いはオススメしない!その理由を仕組みから解説

FXのスワップ狙いはオススメしない!その理由を仕組みから解説

保有しているだけで利益を得ることができるのが、FXの「スワップ」です。非常に楽に稼げるイメージがありますので推奨されることも多いですが、スワップ狙いはオススメできません。

今回はFXのスワップの仕組みを解説した上で、スワップ狙いがオススメできない理由をお伝えしていきます。

FXのスワップの仕組み

スワップとは?

『スワップ』というのは、ポジションを保有している時に、各通貨の金利の差額を貰うことのできる仕組みです。同じ通貨ペアでも、貰えるスワップは取引するFX業者によって変わります。

2015年11月現在、DMMFXで豪ドル円の買いポジションを1万通貨持った場合、一日あたりのスワップは35円になっています。現在、豪ドル円の1万通貨あたりの必要証拠金は約35,000円ですので、1日あたり約0.1%の金利が入る計算になります。

ちなみにスワップは、スワップ金利・スワップポイント・スワポとも言いますので、合わせて覚えておきましょう。

スワップは外貨預金よりもお得?

スワップが推奨される時によく言わるのが「外貨預金よりもお得」ということです。

2015年11月現在、某都市銀行の豪ドルの外貨預金の金利は、年1.3%です。しかし、先ほどのDMMFXのスワップ金利でシミュレーションをしてみると、0.1%×365日=36.5%となります。

このように比較をしてみると、確かにFXのスワップは外貨預金よりもお得と言えますね。

スワップが入るタイミング

スワップは保有するだけで貰えますので、仕組み自体はあまり難しくありません。しかし、貰えるタイミングは、FX特有の仕組みが絡んでややこしくなっています。

スワップは日をまたいだタイミングで付きますが、為替相場の一日はニューヨーク市場が終了するまでになっています。つまり、日本時間では7時(夏時間は6時)頃が、スワップが付くタイミングです。
(※ このタイミングは各FX業者によって若干異なります)

また、FXには「2営業日後に受け渡しが行われる」というルールがあります。

ですから、水曜から木曜に持越したポジションは、金曜から月曜に持ち越したとなるため、この時は一気に3日分のスワップが貰えるのです。

ちなみに、ポジションを持ち越すことを『ロールオーバー』と言いますので、この用語も合わせて覚えておきましょう。

スワップ狙いをオススメしない理由

スワップはマイナスになることもある

2015年11月現在のDMMFXでは、豪ドル円の買いポジションを持ち越すと、1日あたり35円のスワップが付きます。しかし、売りポジションを持ち越せば、逆にこちらが支払わなければなりません。

つまり、スワップはプラスになるだけでなく、マイナスになることもあるのです。

ですから、スワップが欲しいからと言って、何でもかんでもポジションを持ち越せば良いというわけではありません。

長期的にポジションを保有する時は、あらかじめスワップを確認しておきましょう。

レートの変動幅のほうが大きい

スワップ狙いをオススメしない最大の理由は、スワップで得られる利益よりも、レートの変動幅のほうが大きいからです。

豪ドルを1万通貨買って1年間保有しても、35円×365日=12775円です。これはレートの変動幅に換算すると、約128pipsになります。

こちらのチャート画像は、2008年から2014年までの豪ドル(月足)です。年明けの始値で買って、年末の終値で売った場合の変動幅をまとめてみました。
年間の為替変動幅

いかがでしょうか?

レートの変動幅のほうが圧倒的に大きくなっていますよね。

つまり、1年間で128pips相当のスワップが得られたとしても、レート変動によって、それ以上の損失を出してしまう可能性もありますので気を付けましょう。

まとめ

今回はスワップの仕組みと、スワップ狙いをオススメしない理由について解説してきました。

  • 各通貨の金利の差額を貰うことのできる仕組み
  • 外貨預金よりもお得
  • 日本時間では7時(夏時間は6時)頃に付く
  • マイナスになることもある
  • レートの変動幅のほうが大きい

スワップはあくまでも『おまけ』として、「貰えたらラッキー」くらいで考えておいたほうが良いでしょう。

次回は「スプレッドの仕組み」について解説していきます。スプレッドが広がりにくい業者の選び方もご紹介しますので、合わせて参考にしてみてくださいね。
⇒ FXのスプレッドの仕組み!なぜ広がる時があるの?

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