【FXのチャートパターン④】週明けの窓埋めトレード

【FXのチャートパターン④】週明けの窓埋めトレード

「今やっている手法とは別に、もう一つ手法がほしい」という方にオススメなのが『週明けの窓埋めトレード』です。

チャンスは週に1回だけ。しかも必ずエントリーできるわけではありませんが、早起きするだけでおいしいエントリーチャンスをゲットできるかもしれません。

今回は週明けの窓埋めトレードについて解説していきます。

チャートの「窓」とは?

前のローソク足の終値から次のローソク足の始値が離れた状態を、チャートの『窓』と言います。
窓開きのチャート
(※ クリックすると拡大します)

窓ができた状態を『窓開け』と言いますが、FX相場には窓が開いた方向に価格が動きやすいという特徴があります。その特徴を活かした手法が、今回ご紹介する『窓埋めトレード』です。

ちなみに「窓」は『ギャップ』と呼ばれることもあります。上のチャート画像のように下に開いた時は『ギャップダウン』、逆に上に開いた時には『ギャップアップ』と言いますので、合わせて覚えておきましょう。

狙うべきではない窓埋め

今回お伝えしているのは『週明けの窓埋め』。つまり、週末の終値と週明けの始値が開いた時だけを狙う手法です。

もちろん週明け以外にも窓が開くことはありますが、そのような窓を狙うのはオススメできません。週明け以外に発生する窓は、主にこの3つの時です。

  • マイナー通貨
  • 短い時間足
  • 重要な経済指標発表時

では、なぜこれらの場合に発生した窓を狙うべきではないのか?
その理由について解説していきます。

マイナー通貨

マイナー通貨で発生する窓というのは、流動性の低さから発生している窓です。

つまり、売買のバランスが取れずに価格が飛んでしまっている状態で、このような相場は乱高下しやすいため、取引に適していません。

ですから、週明け以外に発生した窓はもちろんですが、マイナー通貨の場合は、週明けに発生した時も狙わないようにしましょう。
参照:【FXの通貨ペアの選び方①】メジャー通貨とマイナー通貨

短い時間足

メジャー通貨でも1分足のような短い時間足にすると、普段から窓が開いている時もあります。

しかし、開いてもせいぜい1pips。スプレッドを考慮すると、わざわざリスクを負ってエントリーするような場面ではありません。

また、この窓を狙うには相当な根気と瞬発力が求められますので、わざわざ難しいやり方に挑戦する必要もないでしょう。

重要な経済指標発表時

重要な経済指標発表時は、メジャー通貨でも大きな窓が開くことがあります。

しかも、この時は単に窓が開くだけでなく、スプレッドも広がったり、乱高下したりする事も多いため、そもそも取引に適していない状況です。

急に価格が大きく動く場面を見ると、アドレナリンが出てエントリーしたくなる衝動に駆られてしまうかもしれませんが、その誘惑に負けずにグッとこらえてください。

週明けの窓埋めだけを狙う理由

週明けの窓埋めだけを狙う理由は、大きく分けて2つあります。

まず1つ目が、相場状況が安定しているということ。

もちろん何か大きな事件や事故などがあった場合は別ですが、基本的に週明け月曜日の早朝というのは、重要な経済指標などもありませんので、急に乱高下したりする可能性は低いです。つまり、週明けという状況には、特に取引を避ける理由がないです。

2つ目が、過去に何度も繰り返されているからです。過去のチャートを遡ってみると分かりますが、週明けに発生した窓は、これまで何度も埋めてきています。

ですから、早起きするだけで、そのチャンスを得られるかもしれないなら、早起きしない理由はありませんよね。

週明けの窓埋めトレードの注意点

たくさんの通貨ペアから選ぶ

窓埋めトレードに取り組むなら、たくさんの通貨ペアから選ぶのがコツです。

先ほどお伝えしたようにマイナー通貨まで監視する必要はありませんが、多くの通貨ペアを監視すると、その分トレードチャンスは多くなります。

しかも、たくさん監視するとは言っても、ちょっと見て窓が開いているかどうかを判断するだけなので、全く難しくはありません。もし、いくつか窓を開けている通貨ペアがあれば、その中でもより有利に取引できそうな通貨ペアを選ぶこともできます。

スプレッドや流動性を考慮し、普段見ている通貨ペアにプラスして、この時だけは他の通貨ペアもチェックしてみましょう。

全ての窓が埋まるわけではない

『過去に何度も繰り返されている』とは言いましたが、もちろん全ての窓が絶対に埋まるわけではありません。

ですから、損切りは必ず必要です。逆行した場合には、躊躇なく損切りを行えるようになりましょう。

損益比率を考える

損切りを行えるようになるには、エントリー前に損益比率を考えておくことが重要です。

たとえば、このような場面でのシナリオを考えてみましょう。
窓埋めのトレードシナリオ
(※ クリックすると拡大します)

まず、窓が発生しても、すぐにはエントリーしません。少し様子見をします。

しばらくすると高値(黄色のライン)を超えてきましたね。ダウ理論上のトレンドも発生しましたので、エントリーポイントとしては、このタイミングが良いでしょう。

今回の場合は、わりと大きな窓が開いていますので、損切りは直近安値に入れても、充分な損益比率はキープできます。

利確位置の候補としては、週末につけた安値付近が損切りの1.5倍。窓を埋めるちょっと手前ので2倍になります。

ちなみに、この「ちょっと手前」というのが『ミソ』です。完全に埋まらない場合もありますので、手堅く取りたい時、利確の位置は「ちょっと手前」がオススメです。

エントリーできなくても気にしない

今回は分かりやすいように、かなり『おいしい場面』を選んで紹介しました。

毎週こんなに分かりやすい窓が開いてくれることはありません。ですから、エントリーできなくても、あまり気にしないでください。

せっかく月曜日に早起きしたのにエントリーできないと、週の始めからテンションが下がってしまうかもしれません。しかし、そんな風に考えてしまうと、無駄なエントリーをして負けてしまいます。

なので、むしろ「窓を開けてくれたらラッキー」くらいの気持ちで早起きしてみてください。もちろん、全く窓が開いていなかったら、二度寝しても構いませんよ。

まとめ

今回は窓埋めトレードについて解説してきました。大事なポイントは、この4つです。

  • 週明けだけ狙う
  • マイナー通貨には手を出さない
  • 損益比率を考えてエントリーする
  • エントリーできなくても気にしない

チャンスは多くはありませんが、参考にしていただけると幸いです。

次回はローソク足チャートパターンをまとめて振り返っていきます。クイズ形式でまとめていますので、考えながらじっくり読んでみてくださいね。
⇒【FXクイズ】ローソク足・チャートパターン編

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