【FXのローソク足 パターン②】はらみ足と包み足の使い方

【FXのローソク足 パターン②】はらみ足と包み足の使い方

「はらみ足」と「包み足」は使い方が難しいですよね。形を覚えたつもりでも、いざチャートを見ると、どっちがどっちだったか分からなくなってしまう方も多いと思います。

しかし、形を覚えるよりも、その形が現れた背景を読み取ることができれば、悩むことなく使えるようになるでしょう。

今回は「はらみ足」と「包み足」から相場の背景を読み取る方法と、実践的な使い方について解説していきます。

はらみ足と包み足の基本

はらみ足とは?

はらみ足 図

1本目のローソク足の値幅の中に、2本目が収まっている組み合わせが『はらみ足』です。お腹に子を宿しているように見えるため「孕む」が語源となっているようです。

語源を覚えてもあまり意味がないかもしれませんが、「どっちだっけ?」と悩んだ時にはイメージしやすくなりますので、一応参考にしてみてください。

ちなみにこの画像では、1本目が陽線で、2本目が陰線のつもりです。今回の解説では、この下手くそな画像がたくさん出てきますので、あらかじめご了承ください(^^;)

包み足とは?

包み足 図

はらみ足とは逆に、1本目のローソク足が、2本目の値幅の中に収まっている組み合わせを『包み足』と呼びます。

1本目を2本目が包み込むような形なので、こちらはそのままの名前ですね。

「陽線+陽線」「陰線+陰線」の組み合わせについて

「はらみ足・包み足」は2本のローソク足の大小だけで決まっていますので、『陽線』と『陰線』の組み合わせは、特に決まっていません。

「陽線+陽線」「陰線+陰線」の組み合わせでも「はらみ足・包み足」と呼びます。ただし、このような同じローソク足同士の組み合わせは、ほとんど出現しないと思っておいてください。

なぜなら、隣り合う2本のローソク足は、基本的に「前のローソク足の終値=次の始値」となるからです。同じ組み合わせで「はらみ足・包み足」となるのは、一瞬で価格が動いてズレた時になります。
陽線同士、陰線同士の組み合わせ

ですから、この形が出てしまうということは、逆に『取引には適していない相場』と考えて、取引を控えたほうが無難です。

また、「ほとんど出現しない」とは言いましたが、極端に短い時間足や、流動性の低いマイナー通貨では出てしまうことも多いので気を付けましょう。

※ ちなみにこれは、FXのように24時間取引可能な相場での考え方です。株式市場のように、一日の中で取引時間が限られている相場の場合は、前日の終値と翌日の始値が大きくズレることは、よくあります。

はらみ足と包み足の使い方【基本編】

レジスタンス付近の「陽線+陰線」

レジスタンス付近の「陽線+陰線」青のラインはチャートに引いた水平線、赤の矢印は相場の流れを表しています)

上にレジスタンスライン(抵抗線)があり、上昇後に「①大陽線+大陰線」「②大陽線+小陰線」「③小陽線+大陰線」が出ているパターンです。

いずれも上がってから下がっていますので、レジスタンスラインにローソク足が跳ね返されたと読めます。

下降トレンド中の戻り売りや、レンジ内での逆張りの売りが狙えるサインです。買いポジションを持っていれば、転換を予測して、ここで利食うのも良いでしょう。

レジスタンス付近の「陰線+陽線」

レジスタンス付近の「陰線+陽線」

上にレジスタンスライン(抵抗線)があり、今度は「①大陰線+大陽線」「②大陰線+小陽線」「③小陰線+大陽線」が出ています。

「①大陰線+大陽線」と「②大陰線+小陽線」は下がってから上がっていますので、ラインに跳ね返された後に、再びラインに近づいてきた形です。ライン際に引き付けて売りたい時には、嬉しい形になっていますね。

また、「③小陰線+大陽線」は単に上昇が強いとしか読めません。ラインで跳ね返されるのか?それともラインを抜けて上昇していくのか?この後の値動きから判断していきます。

サポート付近の「陰線+陽線」

サポート付近の「陰線+陽線」

今度はサポート付近での組み合わせですが、レジスタンスのパターンと逆に考えると分かりやすくなるでしょう。

これらは下落後の「①大陰線+大陽線」「②大陰線+小陽線」「③小陰線+大陽線」です。

いずれも下がってからサポート上で反発したと読めますので、上昇トレンド中の押し目買いや、レンジ内の逆張りでの買いが狙えます。また、売りポジションを持っていれば、転換を予測して、ここで利食うのも良いでしょう。

サポート付近の「陽線+陰線」

サポート付近の「陽線+陰線」

「①大陽線+大陰線」「②大陽線+小陰線」「③小陽線+大陰線」です。

「①大陽線+大陰線」と「②大陽線+小陰線」は上がってから下がっており、ラインで反発した後に、再びラインに近づいてきた形です。ライン上に引き付けて買いたい時には、嬉しい形になっています。

また「小陽線+大陰線」は、単に下落が強いとしか読めません。ラインで反発するのか?それともラインを抜けて、さらに下がるのか?この後の値動きから判断していきます。

はらみ足と包み足の使い方【実践編】

ライン上の反発

ここでは実際のチャートの中で、ライン上で反発している箇所を解説していきます。
はらみ足と包み足の反発確認
(※ クリックすると拡大します)

:この辺はレジスタンス付近の揉み合いで、何度も「はらみ足」と「包み足」が出ています。それだけ『買いと売りが拮抗している』と判断することができる場面です。

:『下がってから上がっている』パターンの「はらみ足」です。ラインブレイク後に反発確認をしてエントリーする際には、良いサインですね。
参照:FXのブレイクアウト手法4つの狙い方!優位性の根拠は?

:「はらみ足」と「包み足」で異なりますが、いずれも『上がってから下がっている』パターンです。Aのヒゲが意識されていると読めます。買いポジションを持っている場合はここで決済も悪くはありませんが、②で買いを持っていた場合には、かなりの微益になってしまいますね。

:ラインには届いていませんが、②と同じように『下がってから上がっている』パターンの「はらみ足」です。②からのエントリーを逃してしまった場合には、ここがもう一度エントリーチャンスになります。

:『下がってから上がっている』パターンの「包み足」です。押し目買いや、ピラミッティングで買いポジションを増やしたい時には、良いサインですね。

はらみ足のブレイクアウト狙い

ここまでは2本のローソク足の組み合わせで「はらみ足」と「包み足」を解説してきましたが、実は3本以上の組み合わせもあります。
3本以上のはらみ足と包み足

「包み足」はこれまで解説してきたように反発や転換のサインとして判断しますが、「はらみ足」の場合は、さらにブレイクアウト後のエントリーも狙えます。
はらみ足のブレイクアウト狙い
(※ クリックすると拡大します)

このチャートでは青で囲ったローソク足に対して、数本のローソク足が収まっている「はらみ足」になっていますね。抜けた後には、その方向に大きく動いています。

より多くのローソク足をはらんだ方が、売りと買いが拮抗していると判断できます。その分ブレイク後も大きく動きやすくなりますので、一つのエントリーポイントとして参考にしてみてください。

まとめ

今回は「はらみ足」と「包み足」から相場の背景を読み取る方法と、実践的な使い方について解説してきました。

形を覚えるよりも相場の背景を読み取ることで、使い方も理解しやすくなったかと思います。今回解説したことが絶対ではありませんが、基本的な読み方として参考にして頂ければ幸いです。

次回は「毛抜き天井」「毛抜き底」について解説していきます。考え方は今回の「はらみ足」と「包み足」に非常に似ていますので、よろしければ合わせて参考にしてみてください。
⇒【ローソク足のパターン③】毛抜き天井・毛抜き底

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