【FXのローソク足 パターン①】十字線から読む市場心理

【FXのローソク足 パターン①】十字線から読む市場心理

たった一本で市場心理を読み取れるローソク足が『十字線』です。エントリーにも、利確・損切りの決済にも使えるサインとなります。

今回は、そんな十字線の4つのパターンと市場心理を解説していきます。後半では実際のチャート画像を使って、十字線の使い方も解説していますので、ぜひ一緒に考えながら読んでみてくださいね。

ローソク足の十字線とは?

そもそも『十字線』とは、「始値=終値」となっているローソク足のことを言います。普通のローソク足と比較すると、その違いは一目瞭然ですね。

普通のローソク足と十字線の違い

ただし、厳密に「始値=終値」とピッタリ揃っていなくても、大体揃っていれば、十字線と認識して構いません。大事なのは、その形よりもその形になった理由(市場心理)を読み取ることです。

ちなみに、十字線は『寄引同時線』『プラス』『クロス』などと呼ばれることもありますので、合わせて押さえておきましょう。

十字線のパターンと市場心理

足長同時線

足長同時線の図

上にも下にもヒゲが伸びている十字線を『足長同時線』と言います。上下に大きく動いたけど、結局は始値に戻ってきたというパターンです。

このローソク足からは「積極的に売買されたものの、売りと買いが拮抗している」という市場心理が読み取れます。

どちらが有利かは分かりませんので、エントリーサインには使えません。ただ、ポジションを持っている時の決済の目安には良いでしょう。

ちなみに、ヒゲの長さに関しては、周りのローソク足との比較で判断します。通貨ペアやボラ、選ぶ時間足でも変わるため、pips数ではなく、そのチャート内のローソク足と比べて臨機応変に判断してみてください。

一本線(四値同時線)

一本線の図

上にも下にもヒゲが伸びずに、記号のマイナスのような形になっている十字線が『一本線』です。「始値=高値=安値=終値」という形なので『四値同時線』とも言います。

このローソク足からは、あまり積極的に売買が行われていない様子が読み取れます。どちらに動くか分かりにくいため、様子見をしているトレーダーが多いということですね。

一本線も「どちらが有利か分からない」という意味では足長同時線と同じなので、使うならエントリーではなく、決済に適した形です。

トンボ

トンボの図

上ヒゲが無し、または短くて、下ヒゲが長いローソク足が『トンボ』です。

大きく下に動いたものの、また始値に戻ってきています。「下げさせない」という、下からの強い反発があったと読み取れます。

買いエントリーや、売りポジションの決済に使えるサインです。

トウバ

トウバの図

下ヒゲが無し、または短くて、上ヒゲが長いローソク足が『トウバ』です。トンボとは上下が逆の形ですね。

大きく上に動いたものの、また始値に戻ってきています。「上げさせない」という、上からの強い圧力があったと読み取れます。

売りエントリーや、買いポジションの決済に使えるサインです。

参考:スパイク

スパイクの図

スパイクは十字線ではありませんが、値動きからはトンボやトウバと同じような市場心理を読む事ができる形です。

「始値=終値」とはなっていませんが、近い値で実体が小さく、ヒゲの長さからは大きな反発があったことが読み取れます。

トンボ・トウバと同じようにエントリー・決済の参考にしてみてください。

十字線の使い方

トレンド中に発生した十字線

トレンド中の十字線
(※ クリックすると拡大します)

:上ヒゲの長いスパイクと、十字線があります。下降トレンド中ならここで売りを入れても良いでしょう。ただし、このチャート画像だけでは、まだトレンドが発生しているとは言えませんので、ここは様子見が無難です。

:この十字線からは、一旦下降が落ち着いたと読み取れます。売りポジションを持っていたら、ここで決済しても良いでしょう。

:戻り売りを狙いたい位置で、上ヒゲが長めの十字線が現れています。ここでは売りエントリーを入れたいですね。

:下げ止まっている位置で、下ヒゲが長めの十字線が出ています。③で売りポジションを持っていたら、ここで決済しても良いでしょう。

:綺麗な上ヒゲの長いトウバが出ています。これはちょっと売りたくなるかもしれませんね。しかし、値動きが停滞している所で、場所もド真ん中なので、これだけで売るのは微妙です。

:戻り売りを狙いたい位置で、上ヒゲの長いスパイクが出ています。これは売っても良いでしょう。

:下降の勢いが無くなっているところで、下ヒゲの長いトンボが出ました。⑥で売りポジションを持っていたら、薄利ですが決済するのも悪くはないでしょう。

レンジ中に発生した十字線

レンジ中の十字線(※ クリックすると拡大します)

:レンジ中は、このようにど真ん中で十字線が現れてもあまり意味がありません。元々買いと売りが拮抗している中なので、ここでの売買は微妙です。

:下ヒゲの長いスパイクですが、これもレンジのど真ん中なので、エントリーサインには適しません。売りポジションを持っている場合の決済としては、悪くない判断です。

:レンジ中にエントリーを狙うなら、このようなライン際の十字線を活用していきましょう。(上ヒゲが長すぎて、ラインからちょっと離れていますけどね…)

:もしくは、ブレイク後のレジサポ転換で、反発確認として注目してみるのも良いです。
参照:FXのブレイクアウト手法4つの狙い方!優位性の根拠は?

まとめ

今回は十字線のパターンと市場心理・使い方をご紹介してきました。

様々な形がありますが、大事なのは、その形からどのような値動きだったのかを読み取ることです。また、押し目・戻りの位置やライン上などの、出た場所もポイントになります。

十字線はチャートをよく見るとたくさん出現していますので、全部を読もうとすれば、逆に惑わされてしまいます。もし使うなら、場所や形を絞って一つの判断材料として活用していきましょう。

次回は「はらみ足と包み足」について解説していきます。一本のローソク足で判断するのが『十字線』なのに対し、二本以上のローソク足で判断するのが『はらみ足と包み足』です。

判断方法や使い方も似ていますので、よろしければ合わせて参考にしてみてくださいね。
⇒【ローソク足のパターン②】はらみ足と包み足の使い方

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